台湾で日本語教師

今日は授業の前に納豆体験をしました。
（今までお好み焼きやたこ焼き体験はしましたが、納豆は初の試みです。）

なんで納豆体験かというと…

学生が友達と納豆を食べてみようと、買って、食べたら
おいしくなくて全部食べきれない。

残りの2パックを先生貰ってください。

と言われたので、

『せっかくだからこのクラスのみんなで食べてみよう』

と提案しました。


学生5人中、食べたことがあるのは持ってきてくれた子を含めて3人。
残り2人は初体験ということでドキドキ。（顔は終始引きつっていました）





1.納豆そのまま
2.たれ入り納豆そのまま
3.納豆ごはん
4.納豆巻き


の4種類をしてみました。
やっぱり納豆巻きが一番好評でした。

混ぜたての納豆はあまり臭くなく、
ほとんどたれの味だから大丈夫と言っていました。

納豆って時間がたつにつれて、臭くなっていくんですね…
食べ終わって、休み時間まで放置していた納豆パックを嗅いだら
みんなで鼻をつまみました。


台湾で納豆はスーパーやデパートで売っていますが、
1パック3個入り 80元前後（日本円320円前後）。

台湾で生活している私にとっては高級品です…


盛り上がるし、納豆体験も今後ありかもしれません…

みんなの日本語 初級 8課


「先生はどうですか？」
「親切です。そしてハンサムです。」

「仕事はどうですか？」
「忙しいですが、おもしろいです」


「　　　　はどうですか？」という質問に
「　　　　が、　　　　。」または「　　　　。そして　　　　。」
で答えさせる練習をしていたところ…


単語テストは全然できていない、
いつも隣のお姉ちゃんに頼っている学生が…


「日本語の勉強はどうですか？」
「おもしろいです。やさしいです。」


何かの間違えじゃないかと思い、
（単語のページを見ながら答えていたので、
見間違えたんじゃないかと…）

『「おもしろいです」はいい？よくない？「やさしいです」はいい？よくない？』

と改めて質問してみると。

「おもしろいです」→いい「やさしいです」→いい

という答えが…

Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ

『「いい」と「いい」の時はなんだっけ？「そして」だよね…(´・ω・｀)」


そして彼女は言いました。

「日本語はおもしろいです。そして、やさしいです。」


せめて、単語テストで満点近い点を取ってから言って欲しかったな…

みん日 中級6課の文法

『普通形＋つもりだ』…自分はそう思っている


6課の問題に

「首相や大統領になったつもりで話してください。」

という文があります。


どうしてここは「なった」なの？
「なる」じゃだめなの？という質問が飛んできた。

首相じゃちょっと分かりにくいよなあ…と思い、
その場で考え、思いついた例文。


私はこれから猫になります。

猫になりました。

「猫になったつもりで話します。」

ニャー(=^・ω・^=)


質問した学生は、少し考えて分かってくれたようです。
他の学生には苦笑いされました。

頑張ります。

仕事中に受付に行くと…

なんか見たことがあるような顔が…

4か月だけ一緒に勉強した学生でした。

その後、日本へ留学したと聞いていましたが…

今日は一時帰国していた学校へ遊びに来ていたみたいです。

日本へ行って半年、日本語を勉強し始めて約1年。

来月はN2を受けるそうです。

日本語もとても上達して、真面目に勉強している証拠ですね。

こういうのが時々あると、嬉しいですね(^o^)

日本語教師をやっていると、
いつどんな質問が飛んでくるかわかりません。

今回は12月にN2を受ける予定の学生からの質問。

『先生、「恨む」と「憎む」は何が違うの？』

（実際に彼女も初級のクラスで勉強していますが、
こうして授業後に質問を持ってきます。）

その場で上手に使い分けを説明できそうにないときは、

一度持って帰って、よく調べ、考えてから、説明しています。
「先生の今日の宿題」です。


恨む（ 動マ五［四］ ）

① 人から不利益を受けた，としてその人に対する不満や不快感を心に抱き続ける。
「招待されなかったのを－・んでいた」
② （「憾む」とも書く）思い通り，あるいは理想通りにならないことを残念に思う。
「自らの不勉強を－・む」
③ 不満や嘆きを人に訴える。うらみ言を言う。
「松島は笑ふが如く，象潟は－・むがごとし／奥の細道」
④ 復讐（ふくしゆう）する。うらみを晴らす。 「一太刀－・む」


憎む（ 動マ五［四］ ）

① 嫌だと思う。不快に思う。
また，よくないこと，あってはならないこととして，許しがたく思う。
「戦争を－・む」 「 － ・んでもあまりある」 「罪を－・んで，人を－・まず」
② ねたむ。そねむ。うらやましく思う。
「これにつけても－・み給ふ人々多かり／源氏 桐壺」 ③ 非難する。反対する。
「違ふ所もあらん人こそ，我はさやは思ふ，など争ひ－・み／徒然 12」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　引用元：大辞林

恨むは実際に被害を被った場合に使う。
憎むは実際に被害を被っていない場合も可。

私は戦争を恨んでいる。（戦争によって息子が死んだ）
私は戦争を憎んでいる。（今までの歴史を振り返って、戦争は悪いことだと思っている。）


恨むは復讐したい気持ちがある。
憎むは復讐したい気持ちには及ばない。

私は犯人を恨んでいる。（犯人を許せない。できれば復讐したい）
私は犯人を憎んでいる。（犯人を許せない。けど、復讐はしない）

というように説明しました。

先生も日々勉強です…